テーマを掲げて元旦を迎える

2025

Emma Miles Higashi

1/1/20251 min read

新年あけましておめでとうございます。もう2025年だなんて ! 時間が流れる速さに圧倒されてしまう。

一昨年の2023年にスペインから移住したのは6月だったのだけれどとにかく色々な手続きが続き、環境の変化に加えスペイン時代よりも仕事を増やしていたので本当に慌ただしかった。年末年始の過ごし方も定まっていなくてとにかく疲れてクリスマスも大晦日も元旦もなんだか適当だった。

2年目の冬は少し落ち着きを取り戻した。大晦日の夜は寄せ鍋をしようということになって、かつてないほど混雑しているツルヤに出向き至近距離で口を開けて話す人達の間をすり抜けながら野菜やら豆腐やら豚肉やらを籠に入れ大急ぎでスーパーを後にした。

帰宅してキャロットケーキを焼き、鍋の用意をしてお風呂へ。帰宅後、鍋を食べながらホビット3部作のラスト「決戦のゆくえ」の続きを観る。スペイン時代からクリスマスイブにはラブ・アクチュアリーを、翌25日からはホビットとロード・オブ・ザ・リングの各3部作、全6作をマラソン鑑賞している。毎年観ているのでストーリーは知っているのだけれど、これがないと年末気分にならない。オークが怖すぎる。

昨日、日本の寄せ鍋を始めて食べたデヴィッドは大満足で「大晦日はこれで良いね!」と言っていた。そうしましょう、楽だから。鶏団子だけ作ったけれどそれ以外は材料を切るだけ。

大晦日だからといって、夜更かしができない。21時半にはすっかり眠くなり22時にはベッドに入っていた。もうカウントダウンの年越しのための徹夜なんてできる気がしない。

明けて、元旦は5時に寝室を出てソファで寝ているクマピーの横で瞑想をした後、コーヒーを淹れオンラインスクールで企画した「感謝ワーク2025」の初日のワークに取り組む。28日ワーク初日だし元旦だし感謝したいこと、できることが溢れまくりだった。その後45分ほどヨガの練習をしてクマピーと八ヶ岳が見える近くの湖まで散歩する。湖は凍り、八ヶ岳は真っ白でそれはそれは美しかった。

何かを継続する系の目標を新年に立てたことは1度もないけれど、1年のテーマのようなものはいつも何かしらある。今年の大きなテーマは「美学/Aesthetics」。美学とは、美とは何かを探求する哲学の一つの分野で、芸術、自然、感性、体験、生き方について深い考察を持つこと。

人の美醜といった単純なことでは決してなくて、普遍的な美、主観的、客観的な美、バランスや調和といった占星学でいう金星的なるエネルギーのことで、そんなことを意識して暮らすことを今年は心がけたい。

思考や言葉の選択や行動、姿勢や所作に美しさがあるか、創造と消費(何を買い、買わないか、モノの扱い)に知性や美学があるか、時間や身体の遣い方、休み方は?そういったあらゆる自分のカルマに美学を結びつけるような生き方を目指したい。壮大過ぎるけれど、そういったテーマを意識の片隅に置きつつ年数をかけて自分を育てていきたい。

サブテーマに「美しさを取り戻す」というのも小さく掲げている。これはそのまま肉体や見た目について。「更年期だし、なんか色々緩んだり弛んだりしょうがないよね」と甘えに甘えた4年間だったけれど、私はそもそもストイックなタイプ。肉体的な自信を取り戻すことは仕事での質に絶対に影響する。もちろん痩せるとか何キロになるとかの話ではない。年齢に合った洗練と美しさがあるので、時間を巻き戻すような目標は不健康だし挫折しかなさそう。かっこいいおばさん、ばあさんになっていくために、いろんな選択にマインドフルになり、美学を追求していきたい。

そんなこんなで今年もどうぞよろしくお願いします。

ちなみにオンラインヨガスクールPRANA FOREST Yogaでは2025年1月期生を4名募集しています。