ホリデーシーズンへの郷愁
2024
Emma Miles Higashi
11/29/20241 min read
ボンボンのお腹の調子がここ10日程安定していて心底ホッとしている。毎朝夕の散歩でボンちゃんがウンチポーズに入ると「ボンちゃん良いウンチ、良いウンチ」と謎のマントラを口ずさんでしまう。獣医さん曰く「抗生物質が効いて大腸の炎症が治まってきているのだろう」とのこと。
抗生物質とかステロイド注射とか自分にはよっぽどのことがなければ選択しないけれど、犬猫たちから症状を聞き取りして食生活や生活習慣で改善させることは難しいので仕方がない。お腹の調子が悪いのは人にも犬猫にも辛いものだ。
私の地味な発信は「PRANA FOREST」と「PURNA COTTAGE」に分類されていて、ヨガや占星術やスピリチュアル(でもないけど)はPRANAの方でPodcastやYouTubeで発信している。YouTubeに関しては「かつて発信していた」感じになっているけれど。一方でPURNA COTTAGEはInstagramやYouTubeで生活とか暮らしのことについてこれまた地味に発信していてこの日記もこちら側のもの。
数日前にアップした14本目の動画が、5日で3000回程の再生数になりこれはチャンネル内の動画の平均なのだけれど、その一つ前の台湾Vlogは1ヶ月以上経っても600回前後の最下位を独走中。なにが観てもらえて、なにに興味を示されないか、そういった分析もちょっとだけしつつ今後の動画作りをしていければと思う。
クリスマスの雰囲気が好きなのだけれど、私にとって親しみや懐かしさや気分が高揚するのは"日本の"クリスマスだ。十数年カトリックの国で暮らした結果、スペインのクリスマスムードは気分が滅入るものの象徴になってしまった。外国人の私には色んなことが重すぎたのだと思う。
カトリック文化圏と無宗教が幅を利かせる日本でクリスマスという宗教行事に対する捉え方が違うのは当たり前だけれど、今再び日本で暮らすようになって12月前後に街に漂うホリデームードの軽さにほっとしている。
子供時代から秋冬が好きだった。私の子供時代は80年代で日本は景気が良く父が勤めていた会社は12月になると大きな温泉旅館に社員と社員の家族を招待し1泊2日の忘年会を催していた。宗教的、歴史的背景など何もなくて、ただ無責任に商店街ではクリスマス・キャロルが流れ、洗練されていない飾り付けのされた道を歩く人はみんなニコニコして・・そういう風景を寒くなると思い出す。
私達にとって意味のない(意味を理解していない)クリスマスツリーや、玄関先のリースや、イルミネーションや、なぜかチキンやケーキを食べたりすること、なぜかロマンティックな行事になっていること、冷たくて乾いた空気、そういったすべてになんだかほっとするのはそれなりに悪くない幼少期や10代を送れたからかもしれない。
自宅のクリスマスムードを盛り上げる為に、今年はイッタラの赤いガラスの鳥のオーナメント(3個セット)と同じくイッタラのアルヴァ・アアルトコレクションのキャンドルホルダー(クランベリー)を買い足した。これはInstagramにアップしてみた。赤いものが増えるだけでぐっとクリスマスらしさが増した。
先週何度か八ヶ岳には雪が降り、山は冬景色に。そう思っていたら昨日森にも薄っすらと雪が舞っていた。昨日の夕方富士見にある整骨院に行くために運転をしていたら、原村を超えて富士見町に入ったあたりで西日を浴びた富士山が見えた。もちろん富士山も雪化粧をしていて、その雪の白さが夕日を浴びて信じられないくらい輝いていた。
カーステレオではリストのConsolations, No.3が流れていて、静かなピアノの音と眼の前の美しい富士山の組み合わせに一瞬胸が締め付けられて少しだけ涙が出た。
こういう瞬間 “やっぱり冬が好き”と思うのだ。